オススメ漫画のご紹介です。
「かくかくしかじか」2015年マンガ大賞受賞作品。
ベストセラー漫画家 東村アキコの自伝マンガです。
マンガ家を夢見る女子高生が美大受験のために通い始めた絵画教室の先生との出会い、美大生生活、社会人経験、漫画家としてデビューするまでの悪戦苦闘の日々、恋愛、デビュー・・などが、作者と絵画教室の先生との思い出を軸に描かれています。
最近は「東京タラレバ娘」を連載中なのでしょうか。こちらも面白いみたいですが
自分としてはこの「かくかくしかじか」が激押しです。
激押しの理由① 単純に笑いの要素が面白い(かなりアホらしく、面白いです)
激押しの理由② 「マンガ家という夢に向かう」と青春マンガっぽい側面。
激押しの理由③ キラキラした青春モノではなく、夢に向かい、夢を叶える努力の過程が泥臭い。やはり成功したマンガ家はそれだけの努力をしていたり(スゴイ師匠の下でスパルタ的にしごかれたり)、無意識的にも才能の種を育てているのだと分かる
激押しの理由④ 東村アキコさんとその先生の関係性、師匠と弟子の関係性がリアルに正直に、内省的に書かれている
・・などなどです。
将来美大を目指している中学生や高校生の生徒に貸した(「塾がマンガ貸すなよ」というツッコミはおいといて・・)のですが
「おもしろい!!」と結構好評でした。
単純に中高生たちには「面白いマンガという意味」で、また「何か夢を持って頑張る主人公と自分を重ね合わせられるという意味」でオススメです。また教育に携わる人や大人目線では「師匠と弟子」「教える者、教わる者の関係」という視点で面白いです。