読んだ文内容の理解度を増す親子の対話のコツ2

読んだ文内容の理解度を増す親子の対話のコツ2 です。

前回は

「問題文を20行から25行ずつくらい子どもに読ませて、クイズっぽく、その都度内容を聞く」

 

という方法をご紹介いたしました。

今回は 物語のエピソードと自分の体験を結び付けて理解する です。

そのために

「文内容と本人の体験とで似ている体験がないか」を子どもに聞いてみて話してもらう
   もしくは
「文内容と知っている知識(ドラえもんのエピソード ちびまるこちゃんのエピソード 最近見たドラマのエピソード・・)で似ている話がないか」子どもに聞いて話してもらう

です。

例えば 物語文で「嫉妬」について出てきたときに

親 「友だちは上手くできるのに自分はできない」とか「友だちが国語でいつも良い点取れるのに自分はとれない」とかでムカついたことない?

子 「そういえば△△くんがこの間の〇〇テストで算数のクラス上がった~。」とか自慢してきてそのときは「このやろう~」ってムカついた。「△△くんは全然勉強してなさそうなのに頑張ってる僕の方が点数取れないなんて・・。」と思ってちょっとムカついた。

親 「それ。この文章に出てきたここの話に似てるね。主人公は頭も良くて運動もできるお姉ちゃんに対して嫉妬してるって書いてたね。」

 

・・・など。

自分の体験(または自分の知っている知識やエピソード)に結びつくように話してもらい、理解してもらうと
その物語文の話が印象として強く残ります。

知識は自分が知っていることに新たな知識が結びついたり、上乗せされるような形で身についていくものなので、是非ご本人の体験と結びつけていくと良いのです。

例えば科目は違いますが

中学2年生に1次関数(y=ax+b)を教えるときは 

中学1年で習った比例(y=ax)と比べながら教える

・・すると理解度が難しそうに見えることもスッと理解できます。

 

初めて得る知識は「似ているけどちょっと違うこと」と比べながら伝えるのがとても有効です。国語の文章では自分の体験で似たエピソードがないか聞いてみると良いです。そんな対話の仕方も是非試してみてください。

 

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