中学受験生の国語 例文づくりで語彙力を伸ばす

中学受験 国語 

中学受験生の国語 土台の語彙力伸ばすには?

中高生が英語の文章を読むときに英単語を知らなければ読めないように

国語の文章でも言葉が分からなければどうにも読みようがありません。

 

こちらは教科書にも出てくる中島敦の山月記 冒頭です。

 

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 隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(すこぶ)る厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山(こざん)、に帰臥(きが)し、人と交(まじわり)を絶って、ひたすら詩作に耽(ふけ)った。下吏となって長く膝(ひざ)を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺(のこ)そうとしたのである。

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難しいですね。小学生の子どもたちにはこれらの言葉はなかなか分からないと思います。言葉の意味が分からないということはこんな風に見えているということですね。👇

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隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は●●●●、天宝の末年、若くして名を●●に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、●●自(みずか)ら●●ところ●●●、●●に甘んずるを●●としなかった。いくばくもなく●を退いた後は、●●、に●●し、人と交(まじわり)を絶って、ひたすら詩作に耽(ふけ)った。●●となって長く膝(ひざ)を●●な大官の前に屈するよりは、●●としての名を死後百年に遺(のこ)そうとしたのである。

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ここまで。
流石に文章がこんな風に感じられてしまっては
子どもたちも解きようがありません。

やはり、語彙力は国語の土台です。

 

語彙力を伸ばすための方法1つ。

市販の国語の語彙教材などを読んで
ことばをひとつひとつ覚えていく、というのは
大切なのですが
子どもたちに「覚えてね」とお伝えしても
なんとなく語彙教材を眺めているだけの子は多いです。

というわけでオススメしているのは

語彙教材に載っている言葉を使って例文を作ってみる!

です。

たとえば四字熟語だと

五里霧中・・迷ってしまって方針が立たないこと

こちらの例文を考えてみると

例 目撃者がいないので、警察の捜査も五里霧中で暗礁に乗り上げたようだ

 

など。

 

四字熟語や慣用句などを2つ以上織り交ぜて例文を作ってみてもいいですね。

 

一寸先は闇・・先が真っ暗闇で何も見えないように、これから先どんな運命が待ち受けているのか、予測がつかない

長いものには巻かれろ・・自分より力の強いものや上位の者には、とりあえず従っておくのが良い

👆
こちらの二つのことわざを組み合わせて、例文を作ってみましょう。

例 売上も絶好調で会社の業績は伸び続けると思っていたのに、コロナ禍で売上も激減してしまった。まさに一寸先は闇だ。こんなときに社長にそむいて嫌われでもしたらクビになるかもしれん。社長のいうことにはハイハイと大人しく従っているのが得策だろう。長いものには巻かれろだ。

やはり言葉は使ってなんぼ!
インプットよりアウトプット です。

実際に使うなかで、より記憶に定着しやすくなります。

オススメです!

 

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