セレッソにはたくさんの私立中高生の子どもたちに通っていただいています。

私立中高は、特に学校によって校風・指導方法もさまざまです。
実際に通っていた生徒さんに「どんな学校なのか?」をレポートしてもらうこの企画。

中学受験 高校受験を考えている小中学生や保護者のかたに参考になるかと思います。
あくまで通っていた学生による個人的な記憶や感想に基づいていますが
参考にどうぞお読みください。

今回は山手学院です。

立教大に進学している元塾生 小林先生に書いてもらいました。

以下、山手学院中学・高等学校レポートです。

山手学院の校則 行事など

 

  • 校則

校則はほぼ無いといっても過言ではありません。服装に関して、カーディガンやコートの色や丸首のカーディガンを指摘する先生も中にはいらっしゃいますが、派手過ぎなければ指摘されることはないと思います。携帯は持ち込みOKですが、使用は一応禁止されています。(きちんと校内で携帯を使用せずに電源を切っている人の方が少ない気がします。)アルバイトはOKです。

 

  • 行事

4月 遠足(高校1年生はディズニーランド、3年生はディズニーシー)

   北米研修(高校2年生)

5月 新入生歓迎スポーツ大会(高校2年生以外)

7月 水泳大会

夏休み リターンビジット

9月 山手祭(文化祭)

2月 ロードレース大会

 

中学生は林間学校やスケッチ大会、合唱コンクールなど、上記に加えて行事がもう少しあります。中3生は、オーストラリアに全員行く期間もあります。他にも、希望者はシンガポールやニュージーランドなどにホームステイすることも可能です。

山手学院の学校での指導

山手学院の英語

 

高校1年生次は、コミュニケーション英語と英語表現の2つの科目に分かれています。コミュニケーション英語では、基礎的なリーディング・ライティングスキルを身につけることができます。教科書の文章を品詞で分解し、それを和訳するプロセスを通じて、重要な表現やイディオムを学びました。英語表現では、ネイティブの先生を相手に、スピーキングスキルを身につけます。グループワークで簡単なゲームをしたり、学期末には簡単なスピーチを行いました。2年以降は受験を意識するために、英語表現がスピーキングではなく受験によく出る重要なイディオムなどを学ぶ授業に変わりました。3年生になると、文構造を中心に学ぶための科目が追加されました。コミュニケーション英語も、教科書の読解を早々に終わらせ、過去問演習に入りました。また、高校3年間で計3回、GTECを受けることができます。3年次は希望制ですが、唯一オフィシャルスコアがもらえるので、受験校を決める際に役立つと思います。北米研修があったり、語学関係の学校外カリキュラムも充実しているので、山手は英語に特に力を入れていると思います。

山手学院の数学

学校から指定されているワークの所定の範囲を解いてくることが宿題で、そのワークを使って日々の予習復習していました。ただし、解説を効果的に使って問題を深く理解していないと、テストで歯が立たなくなります。1年次は数1Aまで学びます。2年次から理系と文系で完全にクラスが分かれるので、その選択次第で、2年以降まったく理系科目を受けない、という人もいます。

山手学院の大学受験のサポート

進路相談室には、有名大学であれば10年分、少なくとも過去3年分の赤本が取り揃えられえています。進路に詳しい先生が常にいらっしゃるので、気軽に相談することができます。「進路相談室に通い詰めた人ほど受験がうまくいく」と言われるほど評判がいいです。図書館もきれいで広いので、勉強する環境としては申し分ないですし、教室も最終下校時刻まで開いているので、図書館閉館後も校内で勉強を続けることが可能です。3年次は、担任が積極的に進路相談、面談の機会を作ってくださったり、夏休み前から受験のスケジュールの組み方を教えてくださったりします。大学の先生方が直接山手にいらっしゃって、大学のカリキュラムを説明してくださる機会もあり、普段から大学受験を見据えて生活できると思います。

ただ、自主性を重んじているので、ぼーっとしているだけで入試情報が自動的に得られるわけではないです。「動いた者勝ち」という感じです。

山手学院 学校全体で大学受験の雰囲気はあるか

公立高校受験に失敗して入学してくる人がほとんどなので、リベンジに燃えている人も当然たくさんいます。その意識の高さに差はありますが、高2の後期以降は、学年全体が受験モードになっていった印象があります。受験生の一年間は友達の受験に対するモチベーション高さに圧倒されて、自分も頑張ろうと思えました。

山手学院 文系、理系のクラス分け、選抜クラス

入学時のテストで成績が優秀だと、「理数クラス」という選抜クラスに入ることになります。(出願時に理数クラスを選択しなければ、テストの成績にかかわらず普通クラスになります。)内部進学生の場合は、中3の成績が優秀だと、選抜クラスとして高校に進学します。クラスメイトは3年間変わりませんが、2年次に文転することもできます。高1の冬に、次年度以降文系クラスに行くか理系クラスに進むかを決定します。ちなみに、よほどのことがない限り、2年次と3年次でクラス・担任は変わりません。

外部進学生は、理数クラスに加えて、高1の成績が優秀だと、「文系選抜クラス」に入ります。このクラスは、国公立大学受験者のために、数学や理科の基礎科目を必修で受けることになっています。私立文系クラス(普通クラス)でも、希望すれば理系科目を受けることができます。

内部進学生の場合、高1次の選抜クラスは一旦なくなり、新たに「国公立文系クラス」と「国公立理系クラス」という2つの選抜クラスが設置されます。外進も内進も選抜クラスに入ると国公立受験を視野にいれた授業を受けることになりますが、当然難関私立大学を第一志望とすることも可能です。


山手学院のいいところ

・他の私立高校に比べてかなり自由度が高い。とにかく自由。

・図書館・カフェテリアがきれい。カフェテリアはコスパが最強。

・受験に関する資料・参考書を豊富にとりそろえている。

・模擬国連など、英語のカリキュラムが充実している。(参加するための選抜試験あり。)

・質問しやすい雰囲気の先生が多い。

山手のいやなところ

・私立なのに校舎があまりきれいではない。

・受験生になった途端、行事が一気に減る。

 (受験モードにしっかり切り替えられるというメリットもあるが、、、)

・校舎までの坂(通称:山手坂)がつらすぎる。

山手学院を目指す後輩へメッセージ

たとえ公立高校入試がうまくいかなかったとしても、山手に入学して良かったと胸を張って卒業できるほど、意識の高い人が集まっています。大学受験でリベンジを考えている方にはぴったりの学校です。校長が変わり、より大学受験を意識した教育方針に改革中らしいです。

入学したら、受験勉強だけでなく、部活やバイトなど「中学生・高校生にしかできないこと」を思いっきり山手で楽しんでほしいです!