セレッソにはたくさんの私立中高生の子どもたちに通っていただいています。

私立中高は、特に学校によって校風・指導方法もさまざまです。
実際に通っていた生徒さんに「どんな学校なのか?」をレポートしてもらうこの企画。

中学受験を考えている小学生や保護者のかたに参考になるかと思います。
あくまで通っていた学生による個人的な記憶や感想に基づいていますが
参考にどうぞお読みください。

今回はフェリス女学院中学 高校です。

今年から先生をしてもらうことになった元塾生 池上先生に書いてもらいました。
以下、フェリス女学院中学校・高等学校レポートです。

 

■校則

染髪は禁止でしたがパーマはOK、髪型の規定も一切ありませんでした。

カーディガンやコートは自由、靴下も白のものであれば自由に着用できます。

アルバイトや学校帰りの寄り道は禁止されていました。

校内での携帯電話の使用は禁止でしたが、先生によってはかなりゆるかったです。

 

■行事

5月 遠足、体育大会

7月 合唱コンクール、英語スピーチコンテスト(高校)

10月 球技大会

11月 文化祭

12月 クリスマス礼拝

1月 英語スピーチコンテスト(中学)

 

他には修養会(中2、高1)、理科研修(中3)、広島研修旅行(高1)、卒業準備の会(高2)などの宿泊行事や、希望者のみのスキー教室があります。

 

■学校での指導

 

英語

授業は基本の英語・英会話・英語LLの3つに分かれています。英語では教科書に沿った文法や読解を学び、英会話ではテーマに沿って考えた会話を暗記をして発表を行っていました。英語LLではリスニングをしたり視聴覚資料を使って多角的に英語を学びます。6年間を通してこの3つの授業は必修です。高2では、自由英作文・英語プレゼンテーション・英語講読・和文英訳の授業を選択できます。英語講読では、大学の過去問が載っているテキストを使って読解と文法を学びます。高3では、自由英作文・英語講読の授業が選択できます。私が高3の時に授業プログラムがだいぶ変わってしまったようなので、現在の授業は多少異なるかもしれません。私のときは無かったのですが、市販の単語帳を使った定期的な単語テストも導入されたようです。

 

数学

高2から進路によって数学α、数学β、数学γのうちひとつを選択できました。数学αでは受験で数学を使わない文系、数学βでは国立大や私大数学受験など数学を使う文系、数学では理系向けの授業が行われていました。クラスの選択にかかわらず高校2年生までに数ⅠAⅡBは全て終わっていました。

 

■大学受験へのサポート

大学もありますが、内部進学をする生徒はほとんどいません。私がいた頃は大学受験についてのサポートはほとんどなく、生徒の自主性に任せられていたように思います。現在は授業プログラムが変わり、様々な科目で過去問の入った問題集を授業中に解くなどの対策が行われているようです。

 

■学校全体で大学受験の雰囲気はあるか

部活の引退が高2の冬なので、高2の1月ごろから受験モードに入ってきたように思います。高3になると休み時間も勉強をする生徒が増えました。ですが、張り詰めた雰囲気はなく最後まで学校生活を楽しもうとする生徒が多かったので、受験時も学校での時間が良い息抜きになっていました。

 

■文系理系のクラス分けについて

高3になっても文系理系でのクラス分けはありません。軸となる文理混合のクラスがある上で文理それぞれの授業を必要に応じて選択します。

 

■この学校のいいところ

キリスト教に触れられるのがこの学校の特色だと思います。ほとんどの生徒がキリスト教徒ではありませんが、毎日の礼拝や6年間を通して行われる聖書教育からは様々な価値観や考え方を学ぶことができます。また、生徒の自主性を重んじる校風で行事も基本生徒主体で行われるので、ひとつひとつの行事を楽しむだけでなく大きなやりがいを得ることができます。校則も少なく自由な校風なので様々な個性豊かな生徒がいますが、それを受け入れてくれる環境や人がいるのでいじめなどはほとんどありません。大きなパイプオルガンのある講堂や膨大な蔵書数を誇る図書館はとても立派なうえ、後者全体が建て替えられたばかりなのでとても綺麗です。

 

■この学校の嫌なところ

年配で古風な考えの先生も多く、様々な場面で融通が利かないことが多かったです。

部活動は活発ですが、大会に出るなどの外部活動はあまり多くはありませんでした。

 

■最後に同じ中学校を目指す後輩へメッセージ

フェリスでは様々な個性的な友人との出会いがあり、一生涯の友人ができます。また、この学校で得た多くのことはこれからの人生や自分の価値観に大きな影響を与えると思います。ここでしか得られない濃い経験をぜひたくさんしてください