セレッソ勉強法コラム
横浜市立大に合格したNくんがどんな教材をつかってどのくらいの時間、どんなふうに勉強してきたかについて書いてもらえました。高校1年から受験期まで書かれているので、1年生の人も参考になるかと思います。どうぞお読みになってください。↓↓↓↓↓↓
はじめに
僕は高校1年生の時に、当時の担任の先生に感化されて受験勉強を始め、高校3年生の時に横浜市立大学国際教養学部を第一志望にし、この春無事に合格しました。今回は、受験期の勉強方法をご紹介いたします。参考までにご覧ください。
横浜市立大学 国際教養学部に合格までの成績推移
| チャレンジセンター(高1)(点) | チャレンジセンター(高2)(点) |
英語 | 124 | 178 |
国語 | 73 | 125 |
数学Ⅰ・A | 52 | 54 |
数学Ⅱ・B | ― | 30 |
| 高3・7月の河合塾マーク模試(点) | センター試験本番(点) |
英語 | 171 | 184 |
国語 | 109 | 149 |
世界史B | 88 | 97 |
現代社会 | 64 | 85 |
数学Ⅰ・A | 55 | 78 |
数学Ⅱ・B | 48 | 67 |
生物基礎 | 27 | 41 |
地学基礎 | 32 | 37 |
| 平日 | 休日 |
高1での勉強時間 | 3h | 5h |
高2での勉強時間 | 5h | 7h |
高3での勉強時間 | 7h | 11h |
横浜市立大学 国際教養学部 合格までの各科目の使用教材
- 英語
- 英単語
- (高1・4月~高1・9月)・・・パス単英検2級(旺文社)
- (高1・10月~高1・3月)・・・ターゲット1900(旺文社)
- (高2・4月~高2・9月)・・・パス単英検準1級(旺文社)
- (高2・10月~高3・5月)・・・②と③を総復習
- (高3・6月~高3・8月)・・・ユメタン3(アルク)
- (高3・9月~最後)・・・②、③、⑤を総復習
・同じ100語を毎日繰り返して、1週間で覚えることを繰り返しました。
・学習を進めていく中で、知らない単語、熟語、英語表現などが出たら、その都度自作のプリントに書き込んでいました。
- 英文法
- (高1・10月~高1・12月)・・・英頻・即戦ゼミ11(桐原書店)
- (高1・1月~高1・3月)・・・英頻・即戦ゼミ8(桐原書店)
- (高2・4月~高2・6月)・・・英頻・即戦ゼミ3(桐原書店)
- (高2・7月~高2・9月)・・・POWER STAGE(桐原書店)
- (高2・10月~高2・3月)・・・頻出英文法・語法問題1000(桐原書店)
- (高3・4月~最後)・・・学校の授業と過去問演習
・同じ100問を1週間で演習しました(英単語と同じやり方)。ただ、①を終えた時点で基礎力はついたので、②以降は比較的スムーズに学習できました(1週間に200問)。
・とりあえず最後まで1冊やりきる→2,3週間でその1冊を総復習して、精度を上げる→完璧になったら次の1冊へ…というかんじです。
・答えを丸暗記してしまうくらいまでやり込みました。
・巻末にある発音・アクセント問題や、語彙の問題はやりませんでした。
(c)英語長文
(ⅰ)読解用(高1・8月~高3・5月)・・・やっておきたい英語長文300→やっておきたい英語長文500→やっておきたい英語長文700(河合塾)
・英検が近いときは、英検の長文を優先しました。
(ⅱ)和訳練習用(高2・9月~高3・5月)・・・入門英文解釈の技術70→基礎英文解釈の技術100→英文解釈の技術100(桐原書店)
・英文解釈シリーズは、短い英文が問題になっているので、ノートを作って
その英文を和訳していました(1日1問)。
※(ⅰ)と(ⅱ)は、週に3,4回程のペースでした。
(高3・6月~最後)・・・過去問演習を毎日(1日長文1個。直前期は1日に2,3個)。
(d)リスニング
・学校の授業(高3)、英検対策、直前期のセンター対策のみ。
・歯磨きの最中に、スマホのYouTubeなどから、英語を聴いて耳を慣らして
いました(BBC Newsなど)。
- 国語
- 現代文
・高2の6月から、セレッソにて笠原先生ご指導のもと、週に1回の問題演習
・学校の授業での問題演習
・直前期の過去問演習
・頻出現代文重要語(桐原書店)(高1・9月~最後)
・入試漢字マスター1800+(河合塾)
“問題を解く<文章を理解する”がポイントです。
- 古文
・古典単語
(高1)・・・さくらさく古文単語(浜島書店)
(高2)・・・古文単語ゴロゴ(スタディカンパニー)
(高3)・・・以上2冊を総復習
・古典文法と読解は、学校の授業が中心でした。(直前期は過去問演習で読解をメインにやりました)。
- 漢文
・句形と句法は、学校の授業で習ったものを、単語カードを作って確実に覚えまし
た。
・読解は学校の授業が中心でした(直前期は過去問演習で読解をメインにやりまし
た)。
- 社会
- 世界史B
・学校の授業が中心でした。授業のペースが速かったので、ため込まずにコツ
コツ覚えたのがポイントでした。
・人名や出来事を、年代とセットで覚えるのが◎です。
・直前期には過去問演習をメインにやりました。
(2)現代社会
実践!ノート型問題集ステップアップ現代社会(第一学習社)を使用しました。
①(高3・4月~高3・7月)・・・知識を増やした。この間は問題を解かない。
②(高3・8月)・・・問題集の問題を解いた。
③(高3・9月~最後)・・・センター演習。
・問題演習は、1日に大問1個を解きました。
・スキマ時間に毎日やるのが◎です(15分程度)。
4.数学
・高2までは、学校の授業が中心でした。ただし、模試の直前は、過去に受けた模試を
復習しました(模試は良問の塊なので、素早くポイントをおさえるのに最適でした)。
・高3では、学校の授業で演習を繰り返しつつ、授業がない日にはセンター演習を行い
ました(1日に大問1個 特にⅡB中心)。
・数学では、答えを導き出すまでの解き方に、ある程度のパターンがあるのがほとんど
なので、問題を多く解いて、解き方のパターンを知ることが大事だと思います。
5.理科
①生物基礎
・センター試験対策チェック&演習(数研出版)を使用しました。
(高3・4月~高3・7月)・・・知識を増やした。この間、問題は解かない。
(高3・8月)・・・問題集の問題を解いた。
(高3・9月~最後)・・・センター演習。
②地学基礎
・ビーライン地学基礎(第一学習社)を使用しました。
(高3・4月~高3・7月)・・・知識を増やした。この間、問題は解かない。
(高3・8月)・・・問題集の問題を解いた。
(高3・9月~最後)センター演習。
・生物基礎,地学基礎ともに、問題演習は1日大問1個を行いました。
・スキマ時間に毎日やるのが◎です(それぞれ15分程度)。
横浜市立大学 国際教養学部 合格までのまとめ アドバイス
最後に
・部活をやっている人は、最後まで部活をやり切ることをお勧めします。大会等が近いときは部活を優先し、そうでないときは勉強を優先するなど、メリハリをつけると良いでしょう。どんな上位校でも部活は高3の6月頃まで続きます。また、部活で学んだことを勉強で生かす時もたまにあります。勉強と部活は二律背反ではないということです。
・他人がやっている参考書を、無理して自分もやるのは、自分のペースが乱れるだけでNGです。(実際、僕の友達は、勉強方法も参考書も十人十色でした)。でも、良いと思ったらもちろん真似してみるべきです。
・模試の見直しは必ずやるべきです。“模試”は、大学入試を何十年にもわたって研究している予備校が、受験生に提供しているものです。受験生がおさえておくべきポイントがぎっしり詰まっているので、模試を受けた後は時間を確保して必ず見直すようにしましょう。
・勉強以外にも意識するべきことがあります。体調管理、入試に関する情報収集、メンタル維持、です。僕はこの3つを“隠れた入試科目”と呼んでいました。盲目的に勉強する人がいますが、入試本番前に体調を崩したり、「英検を持っていれば英語は免除だったのに~~~」などと焦ってしまったりしては、本末転倒です。入試本番で自分の実力を最大限に発揮するためにも、心と体のケア、志望校の入試制度にも意識を向けるように心がけましょう。